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イラストレーター・長岡秀星さん6月に死去 [絵画・イラスト]

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イラストレーター、長岡秀星さん死去、78歳 - 産経ニュース

イラストレーター生頼範義さんに先立つ、今年6月23日に、年齢もほぼ同じで、同時代に活躍した世界的に有名なイラストレーター長岡秀星さんも、既に亡くなったことを今頃知った。
78歳で、死因は心筋梗塞とのこと。

長岡秀星 - Wikipedia

長岡秀星さんが、世に出たのは、大阪万博のイラストだったそうだが、何と言っても、彼を有名にしたのが、70年に米国に移住してから始めた、レコードジャケットのカバーイラストや映画広告の仕事だ。

画風は、日本人的な緻密さを持ったエアブラシアートで、SF的題材の絵も多く、東洋的でも西洋的でもある神秘的な雰囲気が他になく、その個性が米国で受け入れられたのだと思う。




特に、レコードジャケットに関しては、カーペンターズの「ナウ&ゼン」や、エレクトリックライトオーケストラ「アウトオブザブルー」あたりのベストセラーアルバムを手掛けたことでで火が付き、



アース・ウィンド&ファイヤや、ジャーニー、喜多郎、冨田勲あたりはは、複数のアルバムジャケット手がけた。


特に、アース・ウィンド&ファイヤの神秘的なアルバムイラストなんかは、一目見て非常に印象に残るので、全く知らない人の方が少ないのではないだろうか。

長岡秀星さんが描いたジャケットは、CDサイズでは全く細部が見えず魅力が半減してしまうため、私自身、長岡秀星さんの名作ジャケットは、いくつか今でも捨てずに持っている。
アース・ウィンド&ファイヤなんかは、音楽自体は格別大ファンではないのだが、ジャケットだけの魅力で今でもLPレコードを持っているのだ。

CGの品質が広告に使えるまで向上する前は、世界の車メーカーは、長岡秀星に新車のカタログ用イラストを描いてもらっていた。そうした車などの絵も、その作品数は数えきれないほど多数ある。
写真で不可能な構図で、まるで写真にしか見えない車の絵を描き、ボディの一部を半透明にしてメカを見せた絵など、写真では不可能な絵を描けるということで、特に車業界からは重宝されたのだ。

作品集としては、1981年、NHK出版社より出た「長岡秀星の世界 パート1」と、1985年に出た「長岡秀星の世界 パート2」を、今でも持っている。

今見直すと、SFイラスト作品には、よく女性器の造形を大胆に忍び込ませていたりして、それが絵全体のエロチックさを生み出しているのが面白い。

また、アース・ウィンド&ファイアのアルバム「太陽神」のジャケットでは、リーダー・モーリスホワイトから黒人の天使を描いてくれと言われたがなかなかうまくいかず、最終的に、陰影で黒人にも白人にも見える天使を描いてモーリスを納得させた、という逸話を思い出した。

個人的には、手書き一筋の生頼範義さんの方が好きだったが、世界的には長岡秀星さんの方が著名だろう。
その割には、長岡秀星さんは、大きな賞を受賞したという記憶もない。
その意味では、亡くなる前に大規模な「生頼範義展」も開催され、文化庁映画賞功労賞を受賞した生頼範義さんよりは不遇であった。

ネットでググってみても、亡くなったばかりの生頼範義さんに対して、その死を悼む海外の評判が見られるのだが、長岡秀星さんに対しては、同様のサイトを見つけることができなかった。
(追記:と思ったが、英語では死を悼むメッセージがいくつも発見できるので、日本語のコメント翻訳サイトを作る世代に馴染みがなかっただけかもしれない。)

全く評価が総括されないまま、亡くなった感があり、その後も深い評論や、集大成となるような展示会がないのは残念だな。

関連記事:
イラストレーター生頼範義さんが亡くなったそうだ:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ





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