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工作系マンガの系譜 [電子書籍]

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ラジオ番組を聴いていたら、ある電子工作をテーマにしたマンガが話題になっていることを知り、調べてみた。


電子工作×天然美少女! モーニングの新連載「ハルロック」がネットでウケそうだから紹介する - ねとらぼ

どうやらこれらしい。西餅という女性の作家で、単行本はまもなく第2巻が出るらしいので、割と新しい連載みたいだ。

第1巻が電子書籍で出ていたので、早速購入して読んでみたが、うーん、微妙。
子供のころから家電品などの分解が大好きだった美少女が、高校生になって電子工作に目覚めるというお話なのだが、作者がインタビューで答えているように、電子工作について素人であることもあり、その面白さがあまり表現できていない気がする。

この作品を読んで、子供が実際に作ってみようと思うかな?
また、思った子供がいても、実際に手を出したら、漫画には全く出てこない敷居の余りの高さに、作るところまでに至る子供が、どれだけいるだろうか?

正直、取り扱っている工作のレベルが、漫画にするには高すぎるのだと思う。
PICはまだしも、Arduino、Raspbery Piあたりになると、それを使った工作なんて、お話でざっくり省略したI/OデバイスやOSや開発言語など、必要な知識が余りに膨大過ぎる。
それを無かったことにして、すっとばして描くことで、「電子工作」そのものの扱いが表象的になってしまっていると思う。
残念ながら、第2巻は読みたいとは思わなかった。

それに比べると、「あのマンガ」面白かったな、と思い出して、ググってみたのが、次の作品。


日本のものづくりを元気にする漫画『ナッちゃん』のご紹介|最新情報|株式会社ゴードーソリューション

和歌山県出身で、実家が鉄工所という漫画家たなかじゅんの代表作だ。
父親の突然の死で、引き継ぐことになった娘のナッちゃんが、父親譲りのアイデアで、様々な機械の問題や故障を解決してゆくというお話。
日本の中小企業の抱える現実と課題が描かれると共に、何より面白いのが、突き付けられた課題に対して、ナッちゃんがひねり出す機械加工のアイデアの数々。
専門家ではない私には、その妥当性は検証できないが、マンガとして、工作のアイデアと過程が分かりやすく説明され、説得力があるのが「ハルロック」にはない面白さに繋がっている。

紙の本は昔何冊か持っていたのだが結婚したときに処分。なので、電子書籍のお試し版を読み始めたのだが、読んだら止まらなくなって、買って再読し始めている。やっぱりこの漫画は傑作だ。

再読して気づくのは、お話の構造が、短編ミステリーに似ており、ほとんどの回が、

何気ない日常の伏線→突然舞い込んでいる困難な課題→主人公と周りの人間との言動から、伏線に秘められた解決アイデアを思いつく→シンプルで斬新な解決方法の解説→落ち

というような名探偵モノそっくりな構成を踏襲していること。
伏線の張り方がワザと過ぎて浮いている回もあるが、ほとんどが毎回完結なのが何より偉い。
この毎回、新しい工作アイデアを絡めるスタイルで、20巻を超える長期連載を続けたのだから凄いなぁ(「名探偵コナン」も長期連載だが、原作は一人ではない)。

でも、うーん、こうして長編マンガを次々買い始めると、ホント、お金が足りね~

とろける鉄工所 / 野村宗弘 - イブニング公式サイト - モアイ

似た系統のマンガはないかと思って探したら、こちらの「とろける鉄工所」(野村宗弘・作)もなかなか評価が高いみたい。
今まで読んだことはないが、「ナッちゃん」を読み終えたら、こちらも読んでみようかな。

ホームセンターてんこ

素人のDIYをテーマにしたマンガというと、「ホームセンターてんこ」もあったな。
全く売れないという作者の嘆きメールが、ラジオ番組「小島慶子 キラ☆キラ」で取り上げられて注目され、異例の増刷がされたのを覚えているが、実は、書店でちょっと立ち読みしてみたぐらいで、まだガッツリ読んだことはない。
電子書籍も出ているので、こちらも、機会があれば読んでみたい。

「ハルロック」の系統の電子工作のマンガが、他になかったかなと思って探してみたら、これがあったか。懐かしい。

今週号の週アスで『パーツのぱ』が最終回を迎えた藤堂あきと先生に直撃 - 週アスPLUS

週刊アスキーに連載されていたマンガで、一話も短く、秋葉原のパソコンパーツ店をテーマにしたマンガなので、電子工作がテーマの「ハルロック」とはちょっと違うかな。
でも、今は減ってしまった秋葉原のパソコンパーツ店の雰囲気はよくとらえていて、懐かしさは感じたな。

こうして見てゆくと、電気系やマイコン系のマンガって、あまりに絵では説明し切れないブラックボックス部分が大きすぎて、それをきちんと書こうとすると難し過ぎるし、分かりやすく書こうとすると表層的になり過ぎて、マンガとして面白く書くのが難しいジレンマがあるようだ。

機械系の工作マンガだと、その点、ブラックボックス部分が少なく、目に見える工作が主体なので、絵で表現するマンガとして面白みが出るみたい。

特に、「ナッちゃん」は、技術的な説明が分かりやすく書かれているので、文系の人が読んでも苦にならないと思う。
今読み返しても、本当におすすめのマンガなので、是非とも第1巻だけでも読んでみて欲しい。

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